理科年表 2022
E 、 G 、 σ 、 k を弾性定数というが、実際にはこのうち 2 つだけが独立した値であり、 2 つがわかれば他の 2 つは計算によって導き出されるものである。 物性物理学では、 k の代わりに逆数の κ (κ = 1/k)が用いられることが多い。物体に 1 パスカル(= N/m2 ) の圧力をかけると、もとの大きさに対して、どれほど縮むのかの数値であり、表にみるように、 (たかが 1 パスカルでは)1000 分の 1 程度である。
【理科年表編集委員会(2006年11月)】